精神疾患を抱えた親が子どもを保育園に預けたい時の「点数」を調べてまとめたい

久しぶりの更新。

大都市圏の保育園への入所が大変な区市町村において、福祉的ニーズの高い精神障害精神疾患を抱えた親が、入所選考の基準となる「点数」ではどういう扱いになっているかについて、調べてまとめてブログにしたいとずーっと思っています。きっかけは、自分自身がさいたま市に住んでいる時に当事者として大変だったから。私は一次に申し込めず(精神が不調な人あるある、手続きを自分で全てこなすのが大変)、二次では不承諾、つまり「保育園落ちた」になりました。結局、年度途中の5月入所で小規模園に入れたのですが、苦労する中で試しに他の市町村の状況を調べてみたら、ずいぶんと扱いに差があることに気付いたのです。その時の顛末は、以下の記事にも書いています。

心や感情に悩む母親たちの自助グループをやりたいと思った話 - まいにちの忘れもの箱

最近は、子どもへの虐待の背景に親のメンタル不調があることが少しずつ知られてきています。少なくとも、子どもや子育て支援に関わる専門職の間では。ですが、↑の記事で私がさんざん愚痴っているように、そのような親子への支援は十分とは言えない現状があります。そんな中でも最大の支援が保育園なのですが、必要とする家庭がみんな利用できているわけではありません。

いわゆる「点数」については、自治体ごとに本当に差があります。一般的に大都市圏では、両親ともフルタイムの場合の点数が保育園に入るための最低点になります。さらに祖父母が別居か、育休明け加点があるかで点数が変わる自治体もあるのですが、まずは両親フルタイムの点数に並ばないと、精神疾患のある親は簡単には保育園に預けられないことになります。この最低点よりどれくらい上になるのか、並ぶのか、下になるのか、自治体ごとの違いをまとめて比較できるようにしたいのです。

また点数とは直接の関連はありませんが、保育の時間も自治体ごとに扱いが異なります。保育園って、一般的なイメージの通り、通勤する親が送り迎えできる朝から夕方までの時間(保育標準時間。園ごとに異なりますが、一般的には7時半~18時半)の他にも、8時半〜16時半(保育短時間)という利用時間があるのです。この利用時間が2タイプに分かれる制度というのは比較的新しいもので、昔は利用時間の区分はありませんでした。ですが、現在ではパートで勤務時間が短い場合や、育休中や求職中、疾病や障害が理由で預ける家庭については、短時間が適用される自治体も多いです。疾病・障害の理由で短時間になるのかどうかにも、自治体ごとに違いがあります。

保育園というのは両親ともフルで働いている家の子が預けられる所…というイメージかありますが、実際はそれだけではありません。親が入院してしまった、親が病気療養中で働けなくて生活保護を受給している、きょうだいが病気や障害で常にケアが必要だから親が忙しい、虐待の危険が高い家庭で行政や児相が支援を続けている…などなど、様々なケースでの利用が想定されている場所です。そこまで急を要するケースではなくとも、親が病気や障害でしんどい…というのも、保育を必要とする理由になります。ですが、保活激戦区と呼ばれるような自治体では、この「そこまで急を要するケースじゃないけどしんどい事も多い家庭」の保育の利用が、かなり厳しいことになっている場合が多い。その実態に、自治体が公表している入所選考基準の点数表から迫れないか…そう思っているのです。

ガチでやるならそれなりの調査になってくるので、時間も手間もかかります。そのため、まずはいくつか気になる自治体を調べてブログにまとめようと思っています。以下に、気になって調べた自治体と調整指数表(いわゆる点数の載っているもの)のリンク、気になった理由を箇条書きにしていきます。本当は点数だけでも計算したかったのですが、見落としや間違いがあるといけないので、それは今度にします(ただいま深夜3時で眠い)。精神疾患を抱える親と子の支援について研究している友人も興味を持ってくれているので、ほんとのほんとにガチな調査は、友人の助けも借りて挑戦してみる…かも。

  1. 埼玉県さいたま市 理由:昨年まで市民で当事者として大変だった 
  2. 埼玉県川越市 理由:今年から市民で当事者としてありがたかったから
  3. 埼玉県上尾市 理由:近隣だから調べたら「未受診であるが精神疾患が疑われる場合」にも指数が設定されていて興味を持った。他にも「両親ともに障害者の世帯」や「障害者手帳所持で就労している場合」が想定され指数に明記されている点も興味深い
  4. 埼玉県和光市 理由:和光版ネウボラなど先進的な施策に取り組んでいるイメージ。でも調整指数は公表されていない…?あとでまた検索する
  5. 東京都江戸川区 理由:おうち食堂や配食サービスなど困難な家庭へのアウトリーチ型支援を行うなど先進的なイメージだから
  6. 東京都世田谷区 理由:子ども関係の施策を頑張ってるけど保活が大変そうなイメージだから
  7. 東京都葛飾区 理由:なんとなく
  8. 東京都足立区 理由:大変な現実も認識しつつ福祉を頑張ってるイメージがある
  9. 東京都渋谷区 理由:子どもの貧困対策をNPOと連携してやってるからなんとなく気になる
  10. 東京都文京区 理由:子どもの貧困対策をNPOと連携してやってるからなんとなく気になる。そして病気や障害の「重・中・軽」という分類や「身体障害手帳1・2級、愛の手帳1~3度、精神障害者保健福祉手帳1~3級(育児不可能)」という記載に独特の無神経さを感じるのだが?偏見を生むしスティグマ与えてない?不可能じゃないよ?
  11. 東京都板橋区 理由:大規模団地もあるし地域福祉や民間団体が頑張ってるイメージがあるから
  12. 東京都江東区 理由:子育て世帯が増えて保活が大変そうだし所得格差もありそうなイメージ
  13. 東京都八王子市 理由:ベッドタウンで埼玉や千葉とも比較になりそう
  14. 東京都町田市 理由:ベッドタウンで庶民も住んでるけど競争も激しそうだから
  15. 神奈川県横浜市 理由:元祖・保活が大変そうな街だし、子ども関係の施策はよろしくない意味で独特なイメージ
  16. 神奈川県川崎市 理由:子育て世帯が増えて保活が大変そうだけど、子ども関係の施策は先進的なものもあるので
  17. 神奈川県相模原市 理由:ベッドタウンで埼玉や千葉と比較になりそう
  18. 千葉県柏市 理由:ベッドタウンということで
  19. 千葉県野田市 理由:ベッドタウンということで
  20. 千葉県松戸市 理由:ベッドタウンということで

適当に調べていたら20になりました。埼玉県民としては埼玉の他の市も気になるけど、とりあえず20の区と市を頑張ってみようかなと思います。目標、今月中。